ここでは、「国分寺寺報」第32号に書いた原稿を一部変更して載せております。
国分寺御廟の昨今
堂内墓地ができて来年で3年を迎えようとしています。
法要、案内、清掃などを行なっておりますと、施主様・ご家族や参拝者方々と話す機会がございます。今年はたくさんお話ができて楽しく過ごすことができました。
- 法要のためにマレーシアから帰ってこられた20代の方
- 北欧の児童書を翻訳されてきた70代の方、
- 国交正常化前の時代にスポーツ代表選手として中国(アジア・ヨーロッパ各国も)を回られた80代の方
など、いくつものディープな話も頂戴いたしました。
国分寺御廟には故人様が眠っていらっしゃいます。
参拝を終えて帰られる前に「スッキリした」と仰って1階フロアを過ぎる方もいらっしゃり、お墓という確かなものがあれば個人と向き合いやすいと感じた今年です。
私の中学生時のあだ名は「ペラ」です。ペラペラ喋るからです。
来年も施主様から参拝者の方々まで、挨拶や軽い会話から濃度の高い話まで、みなさまとお話しできることを楽しみにしております。
岩本観寧