さる5月19日、香川県の善通寺にて、弘法大師御誕生1250年記念大法会を厳修しました。
今日は、末寺の東国寺さんから当日の写真が送られてきました。
今朝、国分寺御廟に参拝へいらした方のお子さんに「僕、どこ?」と尋ねたら、別の方を指されました…( ;∀;)
6月15日は弘法大師のお誕生日
さて、今年は空海(弘法大師)が誕生されて1250年を迎えます。
そのお誕生日は6月15日、来週木曜日です。
生誕年は774年説が有力で、たまに773年説もありますが、数え年の関係や西暦・和暦変換の関係から、2023年が1250周年にあたると考えられています。
どっちみち、2023年が腑に落ちる。
空海をとりまく3つのお寺
そういえば、わたくしがお寺で勤めるようになって今月4日でちょうど1年が経ちました。
当初は仏教寺院に就職した意識が強く、真言宗についてあまり知りませんでした。
学校で習った知識といえば、
- 最澄…天台宗、比叡山、延暦寺、伝教大師
- 空海…真言宗、高野山、金剛峯寺、弘法大師
というコンボ。
勉強あるあるですが、少しずつ調べていくにつれ、逆に、このコンボが崩れました。
よけいに脳みそがぐちゃぐちゃになったわけです。
高野山金剛峯寺で真言宗を開祖したから、そこが拠点やろ。
生まれた所も拠点ちゃうんか!?
とすると善通寺やな!
でも東寺も有名やぞ。どうなってんねん。
東寺が重要になるのは開宗後に開いた綜芸種智院の関係やな。
空海、まとめてくれ。
①善通寺に誕生、②金剛峯寺で開祖、③東寺で飛躍!
こういうわけで、空海の人生で3つの地点それぞれに対応する寺院があるわけです。
おまけ:佐藤純彌監督・北大路欣也主演の映画「空海」
北大路欣也主演の映画「空海」見たら、入定ちかい時期に、善通寺あたりで水利土木の工事を行なって近所の農民たちをリードしていたで。原点回帰や。映画の最後で「光明真言」をみんなで唱えていて、かっこよかった。
覚えているお経が光明真言だけやからといって、みんなに映画の話しまくってくるやろ!
映画で覚えているのは、小川真由美と真行寺君枝と芦川よしみと光明真言くらいか…。
追記:2023年6月15日
いよいよ空海さん(弘法大師)の誕生日。
今朝、早々にいらした参拝者の方に5種類の御朱印を書きました。
一つに厄除弘法大師のものがありましたので、日付の隣へ特別に「弘法大師御誕生日」と記しました。
本堂の五色幕もそろそろ仕舞うことになるので、しばし眺めながら佇みたいと思います。