摂津国分寺の境内

境内施設

摂津国分寺の境内

真言宗国分寺派大本山国分寺/大阪市北区国分寺一丁目

摂津国分寺の境内をご紹介しています。

当寺は4つの巡礼ルートに選定され、霊場めぐりや御朱印めぐりの一寺として、多くの方に参拝されています。

  • 西国四十九薬師霊場:第17番
  • 摂津国八十八ヵ所霊場:第9番
  • 近畿三十六不動尊霊場:第7番
  • おおさか十三仏霊場:第9番

霊場めぐり・御朱印は御供所ページもご覧ください。

境内南側

南門(通用門)

最初の2枚は南門(通用門)です。

真言宗国分寺の石碑と聖武天皇勅願所の石碑です。

摂津国分寺南門。真言宗国分寺の石碑。

観寧
観寧

この石碑、一つ目の漢字が「真」でも「眞」でもない点が素敵です。

摂津国分寺南門。聖武天皇勅願所の石碑。

境内南側のおもなコンテンツがこちら。

摂津国分寺南側。左から御供所、弘法大師像、最勝王院霊明殿(霊明殿)。

二つの石碑の間を入ると、左手にご御供所、正面に最勝王院霊明殿(霊明殿)、その間に弘法大師像などがございます。

御供所

摂津国分寺の御供所。御朱印はこちらへ。

こちらが御供所です。

こちらで御朱印をお書きします。御朱印帳、お守り、寺ガチャなども販売しています。

詳しくは次のカードもご覧ください。

弘法大師像(お大師さま)

弘法大師立像(空海立像)

ほとんど知られていませんが、弘法大師像の裏側が何ともキュート。甲羅のような笠を掛けています。

立像前に摂州八十八箇所の石碑を併置しています。

また、立像左前に大師法号「南無大師遍照金剛」が掲示されています。光明真言という真言です。

ぜひお唱えください♬

マニ車(経車)

マニ車(経車)。

弘法大師像の、霊明殿側の横にマニ車(経車) があります。

一つの車を回すとお経を1度唱えたことになるとされています。すべての車を回す参拝者もいらっしゃいます\(^o^)/

霊明殿・勢至菩薩

霊明殿には勢至菩薩が祀られています。

勢至菩薩は霊明殿のお厨子(金色の瑜祇塔形のお厨子)の中に安置されています。

ふつう、勢至菩薩は阿弥陀三尊の一つとして祀られていることが多く、本寺では真ん中に阿弥陀如来、左に観世音菩薩、右に勢至菩薩です。

摂津国分寺では勢至菩薩が単独で祀られているため、希少価値が高いと自負しています。

勢至菩薩の真言は「おんさんざんさくそわか」。

弘法大師1150年御遠忌記念出版。金光明最勝王経曼荼羅 (勅願道場大本山国分寺蔵の複製)と最勝王院・霊明殿。

この「金光明最勝王経曼荼羅」は、聖武天皇が「国分寺建立の詔」で祈願した諸々の功徳を一会に表現したものです。

諸々の功徳とは、諸経の最勝である「最勝王経」によって達成できるものとされ、次のご利益が想定されていました。

  • 天地太和
  • 日月清明
  • 風雨順行
  • 五穀豊熟
  • 疾病不行
  • 五障解脱
  • 怨敵調和
  • 罪障滅尽
  • 福寿増長
  • 正法興顕
  • 乃至法界
  • 平等利益
  • 身心安楽
  • 子孫繁栄

これらのご利益(功徳)を作り出すものが諸天善神(たくさんの神々)や弁才天女・吉祥天女らの天女です。

摂津国分寺は戦前までこれを門外不出の秘仏としてきましたが、アジア太平洋戦争が終わってから公開しました。

この曼荼羅よって、檀信徒はもちろんのこと、宗派を問わず周辺住民の平和と繁栄を祈るためでした。

境内中ほど

摂津国分寺護摩堂あたりから山門や鐘楼堂方面を望んだ図。

国分寺の境内中ほどでは、中層マンションにすっぽりと囲まれていることがわかります。

今日の帰路に着くとき写した灯籠と鐘楼堂。大阪市北区摂津国分寺にて、2022年11月5日に撮影。

境内中ほどには、東門(山門)、寺務所、本堂(昭和金堂)、鐘楼堂、それに二十体ほどの小さいお地蔵があります。

本堂(昭和金堂)・薬師如来

本堂(昭和金堂)

本堂には薬師如来坐像(薬師瑠璃光如来)が祀ってあります。

真言は「おんころころせんだりまとうぎそわか」。

上の画像、寺キャラが2体あります。手前が妹の「みのりちゃん」、左奥が兄の「こきょうくん」。

摂津国分寺本堂(大阪市北区国分寺)

鐘楼堂

鐘楼堂

摂津国分寺鐘楼堂(大阪市北区国分寺)

鐘楼堂には天六駅ガス爆発事故の犠牲者を弔っております。

「天六ガス爆発事故」とは1970年4月8日に発生した地下鉄のガス爆発事故です。

地下鉄2号線(現谷町線)の延伸工事中に発生し、たくさんの犠牲者が出ました。遺体の多くが当寺境内や国分寺公園へ運ばれましたことから、境内には鐘楼堂が作られ、国分寺公園には慰霊碑が置かれました。

この事故を機に、都市防火だけでなく都市防災も視野に入れた政策が形作られていきました。

2020年・2021年に行なわれた大阪メトロの安全対策研修でも「事故から学ぶ」として天六ガス爆発事故をとりあげ、安全意識を高めることが徹底されています。

お地蔵さんたち

お地蔵さんたち

いろんな表情でいろんなサイズのお地蔵さんたち。

このスペースに花をたくさん飾るようにしています。

境内北側

境内北側に、護摩堂をはじめ、永代墓所みのり、国分寺御廟などがございます。

金光明院護摩堂

金光明院護摩堂

永代墓所みのり

永代墓所みのり

護摩堂の裏に永代墓所みのりがあります。

秋には、境内で集めた銀杏をまとめて置いています。

国分寺御廟

国分寺御廟

北門は国分寺御廟の入口に続いています。

屋根があるので、雨時はこのスペースで傘を差したり畳んだりしてください。

3体の仏様

境内北側に仏様は3体。

みのり不動尊、水かけ不動尊、水兒地蔵尊が立っています。

みのり不動尊

不動明王(みのり不動尊)

カラフルで表情の可愛らしい不動明王(みのり不動尊)は当寺の人気者です。

Instagramでは、キュートでポップだと、霊場めぐりの方々から称賛されています。

護摩堂の正面を覗くと、このお不動様と目を合わすことができます。

水かけ不動尊

摂津国分寺の水かけ不動尊、制吒迦童子、矜羯羅童子。

厄除けに良い水かけ不動尊。

3回水をかけてくださいませ。

2022年10月現在、苔を移植して育てようとしております。

真言は「のうまくさんまんだばさらだんせんだんまかろしゃだやそはたやうんたらたかんまん」。

とはいえ、苔の成長期は10月末までですから、難波の有名な苔不動尊を目指すのは来年になりそうです。

水兒地蔵尊

水兒地蔵尊

水かけ不動尊の隣に立っています。

姿勢が良いんですね。

真言は「おんかかかびさんまえいそわか」。

動画でみる摂津国分寺

  • 境内の紹介
  • 座主による寺院解説
  • 地蔵盆会(2017年8月)
  • 正月会(2018年1月)
  • 快圓律師中興300年記念大法会(2018年5月19日・20日)
  • 法灯の旅路の結び

リンク先は YouTube です。クリックしてご視聴ください。

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