「く」の字の秩序

日報

観寧の法要デビュー

先日の法要で、お師僧さんから、隣に座って読経をするよう伝えられました。

私にとって正式にお経を読む初めての機会でした。

少しばかり緊張しましたが、なにぶん厳かな場面ですから過剰に高ぶることなく、意外に落ち着いて取り組めました。

本堂(昭和金堂)だったから、いっそう気持ちが引き締まりました。

読めるお経だけでいいとのことでしたから、「般若心経」だけならとお答えし、結局、般若心経、光明真言、お大師宝号の3つを唱えました。

観寧
観寧

年末からお経の練習をはじめましたが、当初最大の衝撃は「はんにゃしんきょう」じゃなく「はんにゃしんぎょう」と読むこと。このことを知ってから、今でも「しんきょうちゃう、しんぎょうや、ぎょうですよ、ぎょう!」と言い聞かせています。

般若心経

光明真言とお大師宝号(宗祖御宝号)

「く」の字の秩序と拝む位置

3枚の座布団に生じた観寧ルール「くの字の秩序」。

本来あるべき3枚の座布団。

もうすぐ法要が始まるとき、私自身が座る紺色の座布団をお師僧さんの隣に敷くよう、指示されました。

そこで脳みそに出てきた回路を箇条書きにすると次のよう。

  • 壇の中央にある座布団に座ったらダメ(下図★)
  • 3つの赤色座布団に座ったらダメ

そして、ふだん、僧侶のみなさんが法要時に座るセカンド・ポジション(▲)の赤色座布団の向こう側(お薬師さんから見て右側・西側)は数メートルあるので適切な距離が分からず…。

というわけで、下図の□に私用の紺色座布団を置きました。

くの字秩序

まさに、観寧ルールの「くの字の秩序」。

すかさずお師僧さんから突っ込みが入り、上座・下座は中央から考えるので、私はお師僧さんより上座へ自分の座布団を置いたわけです……。

くの字の秩序を修正した図。

★▲は移動せず、こんな具合に修正(^^♪

法要が終わってから「いままでの全体法要などを思い出してみたらいい」と言われて振り返ると…。

たしかに、中央に管長、左右のセカンドポジションには観淳先生や智教先生が…。

さらにサードポジションにお師僧さんや先輩僧侶方々…。

一つ目の図で、一応、私なりにはセカンドポジションよりも南側(図の下側)に敷くことで《下げた》つもりですが、内側に敷いているので、思い切りナンバーツーの位置に急上昇したわけです( ;∀;)

もちろん、ナンバーツーといっても座布団だけですが!

「く」の字は上下で見てしまいがちですが、内外で見る癖も付けていこうと痛感する今日この頃。

へいへい
へいへい

観寧ルール、久しぶりに追加されたな!

さんまお
さんまお

高野山でソファータイプの椅子に深く腰かけて以来やな。

薬師如来
薬師如来

ワシには見えた。読めるお経が少なすぎて「いつ読むんやろ」とご家族・ご親族の方々は興味津々やったで!

みのり不動尊
みのり不動尊

息継ぎは、お師僧さんに合わせてもらってたな!

お寺の月曜日

今日は月曜日。

国分寺御廟にも境内全体にも参拝者が少なく、天気も優れず、でもノンビリと穏やかな一日。

スズラン(鈴蘭)

最近、境内に咲いているスズラン(鈴蘭)が元気良くて、先日にこれを写したところ、インスタグラムでも直接でも「こんなに白く澄んだスズランは珍しい」と好評。

むかし、合田管長が北海道へ行かれたおりに持って帰られたスズラン。

気候変動もあって縮小気味ですが、まだまだ元気に咲いています。

スズラン(鈴蘭)。大阪市北区天六の国分寺御廟にて。

スズラン(鈴蘭)。大阪市北区天六の国分寺御廟にて。

スズラン(鈴蘭)。大阪市北区天六の国分寺御廟にて。

スズラン(鈴蘭)。大阪市北区天六の国分寺御廟にて。

レアな場所にあって見つけにくいのですが、立ち入り禁止区域ではありませんから、みなさん、少し境内を散歩して、探してみてください(^_-)-☆

ハイノキ(灰の木)

そして乾電池の買い物に行った帰りに国分寺御廟を外から見たところ、いろいろ満開のピークが過ぎたのか、いたる所が葉っぱだらけ…。

でも一種類だけ、白色つながりで「ハイノキ」が元気に咲いていました。

ハイノキ。大阪市北区天六の国分寺御廟にて。

ハイノキはハイノキ科の常緑小高木。

クロバイと同じように、木灰が媒染剤として染色に使われていたようです(灰の木)。

ツヅジ

最後はツツジのおまけ。

ツツジ(躑躅)。大阪市北区天六の国分寺御廟にて。

天気が曇り空だからか、一色につぶれがちなツツジの撮影も、なぜか好調。

今日の参拝可能時間は3時間弱。

みなさま散歩がてら、ぶらりと国分寺へ遊びに来てくださいませ(^^)/

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